彫紙アートの下絵の制作~絵を描くまで~

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久しぶりの投稿になります。今回は、『天使のサンタ』を題材に下絵の制作について、私が下絵を描く場合の手順を簡単に説明したいと思います。

ステップ1 キーワードの洗い出し

私の場合、いきなり書くわけではなく、第一に何を書くのかを考えます。

『天使のサンタ』を制作した時のキーワードは、12月の体験クラス用でしたので、12月から連想できるキーワードを洗い出しました。真っ先に思いついたキーワードは、”クリスマス”です。
そこから”クリスマスツリー”、”サンタ”、”トナカイ”、”雪”、”雪の結晶”・・・と絵にかけそうなキーワードを出していき、下絵にするメインの絵を決定します。今回は、”サンタ”に決定しました。

ステップ2 ストーリーや動きを考える

キーワードからストーリーや動きを考えます。

“サンタがトナカイと空に飛ぶ”、”サンタが煙突から家に入ろうとしている”などキーワードから動きのあるイメージを膨らませていきます。今回は、動きを考えているときに、ありきたりのサンタだと面白くないので、”サンタが飛ぶ”から”天使”をイメージして、”天使がプレゼントを一生懸命に運んでいる姿”を絵に書くことにしました。

ステップ3 ラフな絵を書き、着色する

サンタと天使をどう表現するのかを考えて、サンタは”赤い服”で、天使は”羽”で、プレゼントは”白い袋”、この3つをどう配置するのか考えて、ざっくり絵を書きます。自分がしっくりくる絵をなんども書いて出来上がったのか以下の写真です。今回は、プレゼントの白い袋の傾きがなかなかしっくりきませんでした。私の場合ですが、ラフな絵は、トレーシングペーハーに書いて残すようにしています。トレーシングペーパーだと、上下左右を簡単に逆にできるのと、色鉛筆や鉛筆の跡が消しやすいので使っています。

天使のサンタの下絵

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