彫紙アートで一番使用する道具と言えばアートナイフです。彫紙アート教室では、オルファのアートナイフプロをお勧めしています。刃先が鋭角なため、力んで使用すると刃先が折れてしまうことがあります。
私が認定講座を受講したころの話ですが、一つの作品を制作するのに5枚以上折っていました(笑)。認定講座の教材には、替刃(5枚入)が5つ入っていたのですが、初回レッスン後、このままでは替刃が無くなってしまうと思い、梅田にあるヨドバシカメラに替刃を買いに行ったのを覚えています。当時替刃が250円でしたので、折るたびに50円と心の中で叫んでいました。
この状況をなんとかしたいと思い、包丁用に持っていた砥石で研げばいいのではと思ったのが、私とアートナイフの手入れのはじまりでした。その後、林先生の特別レッスンの際に頂いたアドバイスもあり、私なりのアートナイフの手入れの仕方が確立されました。
本日は、アートナイフを手入れするときに必要な道具を紹介したいと思います。
●砥石(#400/#1000)
刃が折れるたびに研いでいるわけではなく、折れた刃がたくさん集まったときに使っています。この砥石(#1000)で研いだときが一番切れ味が良い気がします。10年以上前に購入したものなので、どこのメーカーなのか覚えていませんが、コンビ砥石セット (#400・#1000)が似ている気がします。この手の砥石は水が必要なので、気軽に使うことができないのが難点です。
●両面ダイヤモンドプレート(#400/1000)
水がなくても研げる携帯できる砥石です。気軽に研ぐ時に使っている砥石です。砥石面にダイヤモンドを使用しているため、#1000であっても力を入れすぎると、逆に刃をボロボロにしてしまうので、軽く2~3回研ぐだけである程度は切れ味が戻ります。刃先が目視でもわかるぐらい折れた時は、刃先を尖らせるために、#400を使って刃の背を削っています。この工程は、ダイヤモンドプレートが楽だと思います。
●耐水ペーパー
折れていない刃の切れ味を戻すために使っています。耐水ペーパーで#1000以上であれば十分だと思います。耐水ペーパーでも研げることを林先生に教えてもらいました。正直目からうろこでした。
●KURE 5-56
研いだ替刃をケースに入れる際に吹きかけて、サビ止め用に使っています。研いだ刃がサビてしまうと台無しですので、このサビ止めは必須です。KURE5-56でないといけないわけではありません。我が家にあったサビ止めが、たまたまKURE 5-56でした。
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